もし、出会う場所が違っていたら。
もし、出会う時期が違っていたら。
もし、あの時もう少しだけ
勇気を出せていたら。
好きになってもらえたのかな。
「Red If」は、
そんな答えのない「もしも」を
抱えた恋の歌です。
誰かを好きになることは、
いつも幸せなことばかりでは
ないと思います。
好きになればなるほど、
近づきたいのに
近づけなくなることもあります。
何気ない言葉に期待して、
少し優しくされただけで嬉しくなって。
でも、その優しさに特別な意味なんてなかったと、
自分で自分に言い聞かせたりします。
「キミが好き、キミが大好き」
本当は、それだけなのに。
たったそれだけの言葉が、
どうしてこんなにも遠いのでしょう。
この曲の主人公は、
自分が選ばれる人ではないことを
分かっています。
それでも、
好きな気持ちだけは
思い通りには消えてくれません。
嫌いになれたら楽なのに。
忘れられたら楽なのに。
それでも気づけば、またその人を見てしまいます。
そして何度も考えます。
もし違う場所で
出会えていたら。
私を好きに
なってくれたかな。
きっと答えは、
ずっと分からないままです。
だからこそ、
この曲に「Red If」という
名前をつけました。
「Red」は、
どうしても消せなかった
強い恋心。
「If」は、
もう確かめることのできない
たくさんの「もしも」です。
MVに登場する
一本の赤い糸にも、その想いを込めました。
ずっと握っていたかったものを、
最後には自分の手でそっと離します。
それは、
嫌いになったからではありません。
忘れられたからでもありません。
大切だったからこそ、
手放さなければならない恋も
あるのだと思います。
この曲の中に、
私がとても大切にしている言葉があります。
「キミの隣じゃなくていい
せめて一度だけ知ってほしい」
一番になれなくても。
選んでもらえなくても。
せめて、
こんなにもあなたを
好きだった人がいたことだけは、
知っていてほしい。
そして最後に残るのは、
「その相手がキミだったこと」。
叶わなかった恋には、
「好きにならなければよかった」と
思う瞬間もあるかもしれません。
でも、
誰かをこんなにも大切に想えたことまで、
消す必要はないと思っています。
届かなかったとしても。
選ばれなかったとしても。
あの日の「好き」は、
ちゃんと本物だったから。
いつか、
握りしめていた赤い糸を手放せる日が来たとき。
悲しかった恋ではなく、
「あなたを好きになれてよかった」
そう思える日が来てくれたらと思います。
叶わなかった恋をした人へ。
今も忘れられない人がいる人へ。
そして、
心のどこかに今も
「もしも」を残している人へ。
Red If / 4Rabbit
